み、の、が、すなよー

や。

み、の、が、したよー。

 

人生何度目かのスティーブライヒのマイブーム。

ちょっと前からまた来ていたんだけど、

うっかり最近、今月の頭に来日していたのを見逃していた。なんたる!

 

大昔、勉強をよくしていた頃。

ながら勉強しか出来なくて、でも歌詞があるものは駄目で。

そんでクラシックも聴いていたけど、ライヒさんもよく聴いていた。

テクノ…とはちょっと違うんだけど、

その後のテクノな人生に影響はびしーっとあると思ってます。

 

昔とは違うのはようつべさんがある。映像がある。

このバレエのシリーズがお気に入りです。

ずーっと見てて気が遠くなって涎がでる。さいこう。

あなたとわたしとこれまでの10枚

10枚選ぶって言ったよね。

anthology

土岐麻子が好きだけどそれよりも前のこれを聞いたトキないというのでこれ。

当時はそうは思ってなかったけど、このときアイドルでしたよね、土岐麻子

いまはすごい大人になったなーと両手を後ろ手に組んで達観した目で見守ってます。

Cymbals渋谷系のくくりでいいのか。かっこいい。

◆ 

lust ラスト (UHQ-CD仕様)

こういうのもざっくりまとめるとテクノなんだけど(サブライムだし)、

一般にはエレクトロニカって呼ぶのかしら。

エレクトロニカの範囲がわかんないけど…

世界遺産ではあるけれどもやっぱり聴いたトキない人のが多いよなぁ。

この手のインスト…でいいのかな。

歌がないやつはきっかけがないと触れないし、慣れないよな、と。

でも、世界遺産なんだよ。これを越えるものはないんだよ。

余談だけど最後のBlogに写っているのがちょっとした自慢。

 ◆

Selected Ambient Works 85

ソニテクのせいでこれが日本ではNo.1テクノ!みたいな扱いになっている。

元々テクノとは…って話をすると長くなるので省略。

Ambientとエレクトロニカって近くて遠い。

そしてリチャードさんの気狂い具合はこの盤だけじゃわからないのが好き。

この狂気具合を理解するにはレベルが高いので追々。

カメラ・トーク

どや顔で曲をお勧めしたいおじさんが避けられないフリッパーズギター

渋谷系って人それぞれ解釈と思い入れがあって、

話が止まらない人はいるだろうけども、

まあこれ(この人たち)を聞いておけばいいんじゃないの?という丸投げ。

ここからそれぞれのソロにつながるのがおもしろいんだよな。全然形が変わっていて。

Smash the System

渋谷系って要はなんとなーく洋楽っぽい邦楽っていうざっくりした解釈でいいと思うの。

で、その洋楽ってどのあたり?って自分が思っているのがこの人たち。

そもそもは90年代の洋楽だとばかり。

冷静に聞き直すと全然違うけど、まあこの曲はこの曲ってことで…

CLUB LOVELYの話をするとまた逸れるので別の機会に。

Aphrodite

洋楽は聞くけどわりと王道というかビートルズとかそのあたりのやつだと聞いて、

このあたりって普通の人は聞くのかな?って思ってこれ。

息の長い姐さんだけどどうしてもゲイシーンと結びついちゃってるわたし。

この世界観ってショー的なものがあるんだよなぁ。

EDMブームあるけどああいうドンキホーテみたいなダサさじゃなくて、

この作りこまれた非現実なクラブ的世界観は別格。

あとはなにを選んだか忘れてしまった...

ひなたとぼっこ

ライブ帰りの道中で書くぞ。

 

あーた×イナダミホ ツーマンライブ「ひなたぼっこ」に行ってきましたところ。

ライブのレビュー的にblogを書くのは大っ嫌いなんだけど(得意げに評論してなにになるの。どうせありきたりな言葉で褒めるだけしかしないくせに、本人に見てもらって喜んでるだけなのに、気持ち悪い。って思っているので)まあ、気持ち悪いことしますね。

 

イナダミホさんはお子さんがたくさんいらっしゃるかたでそれはそれでうらやましいのだけれども、

歌っていうのはその人の人となりがずばり出るので、すごいそれ。

「大人になったら暗いことを考えなくなる」的なことをおっしゃっていたのだけれども、大人になればなるほどどろっとした暗いものが背中にのしかかってるんだけど、わたし。という気持ち。

イナダミホさんはなんだろな、学生の頃に同級生だったんだけど、その頃はあまり話したことがなくて、後々になってたまたま音楽活動をしているのを知って拝見して、話をしてみたら仲良くなれた!学生の頃も話してたらよかったね!みたいな妙な安心感のある人で。

わけあって共通すぎる話題があっていくらでも話ができるなー、この人。って思ってます。

で、きょうのツーマンではあーたさんの「はなみずき」をカバー。

「はなみずき」はあーたさんの自己紹介ソングだと思っていたので、他の人がカバーするのはなんとも不思議な感じでした。

(あーたさんの話はあとで書くとして)カバーということを置いといてそれを切り替えて聞くと、見えてくる景色がちょっと俯瞰…まで高くはないのだけれどと少しだけふわっと浮いている景色で。

自分のことを歌っているんだけどなんかそれを見守っているように思えて。

「はなみずき」ってあーたさんがわたしはこういう生き方!そしておかあさんありがとう!っていう決意表明でさ、でもイナダさんは既におかあさんなわけでおかあさんありがとう!が自分もおかあさんなってわかったこと!自分の子供にも!みたいなのが産まれてる。歌ってそういうもんだよな、ってしみじみ。

あと「はなみずき」は名曲。


で、あーたさん。

わりとノーツイートな話題もたくさんだったのでカバーの話を軸にします。

イナダミホさんの「オルゴール」をカバー。

何年たってもそばにいて…みたいな歌なのだけれども、あーたさんが歌っていても相手の姿がなんか見えなくて。

イナダさんの場合は相手の人がそばにいて寄り添ってる景色がみえるのに。

決して悪かった、という話をしているのではなくてすごいいい歌だし、あーたさんVer.もよかったんだけど、

イナダさんもあーたさんも多少、お話をさせていただいていて親近感も人となりも少しだけかもだけどインプットされていて、

それと接続した結果がその景色。

MCのノーツイート部分が(…書きたいけど書けないw)この歌を聞く前にあったので、それのせいかなぁw

もうひとつ、イナダさんが「はなみずき」を歌ったのを聞いた気持ちが、あーたさんの言っていた「少し高い目線」ってのがずばり同じでちょっと嬉しくもありました。

あーたさんを推してる理由みたいなのとして、人となりやらセンスやら空気感やらその少しちょっと雑なところとかそういうのが愛おしく思えきてて好きです。

イナダさんが「オルゴール」を作ったときの年齢を聴いてめっちゃ動揺しているときの表情とか「この子、いまめっちゃ動揺してんな…」ってのがわかっておもしろかった。あーたさん、たまにあの顔になる。

 

そんなわけで、もちろんふたりの歌も曲も好きだもんで遊びに行きましたが、

ふたりの人となりも大好きでした。

たのしかったー。

また明後日に。

 

村上さんのいうことにゃ

こういう場があるからには書かなあかんと思って、

騎士団長殺し/村上春樹」読了。

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

ページを開いて読み始めるに、

うん。村上春樹だね。という気持ちになって、

読み進めるにつれて、

いやー。村上春樹だわー。と。

第一部を読み終わった感想は、

ここまでずーっと村上春樹でした、で。

第二部を開いた時にはどうせ村上春樹なんでしょ?で、

最後まで読んでみた感想も、

村上春樹

でした。すごい。いろんな意味ですごい。

 

離婚があって(のちのち解消されて未遂で終わるけども)、

ひとりが好きで、俗世間にはなんだかなじめなくて、

小田原のおうちは十二滝町の鼠の別荘が思い浮かんで、

森があって、

井戸ではないけどそれに準ずる地面の下があって、

ずーっとセックスしてて(いずれなんらかの理由で離れてしまう)、

ご飯を作ってひとりで食べて(でも人につくってあげるのは苦痛じゃなくて)、

お金に困らないイケメンが出てきて、

ロリコン的な少女が出てきてなんか巻き込まれて、

人間のかたちに似た小さい生き物が出てきたり、

暗闇を、狭い穴を、壁を抜けたり、

まあなんかいろいろ。

 

いままで書いてきた話を煮詰めて煮詰めて、

飲みやすいカプセルにして、いまなら二箱プレゼント。

ふたはこ?ふたはこ!みたいな第一部、第二部の2冊でした。

 

初期からほとんどを読みつくしている身からしてみると、

定冠詞が付くほどの本。

これで初めての村上さんだったとしても、

さらっと読めるファンタジー小説な気がしました。

わたくしは「だいぶよかった!」と感じました。

もう一回読み返したいし。すでになんども読んだ感覚あるけど。

 

そりゃ荒さがしというか文句をつけたい部分もあるけども

(戦争の話とかね。ご意見をむりくり盛り込んできた部分ありますよね)、

ひとつだけ言うとすると、

先の震災の数年前の話でその時点で36歳…だっけ?

ということはいまは45歳程度かしら。

その人の聞く音楽の趣味では全くないなー、ってところ。

おうちに元々あったレコード群は置いといて、

それ以外の趣味がその世代の人が聞くには古臭すぎる気が。

まあ人の趣味なんてそれぞれなのでそれぞれでしょうけども。

 

いつもは文庫待ちしていたので単行本は久しぶりでした。

本を読んでるー、って感覚がしました。

あとはもうセックスたくさんしてて羨ましいなという気持ち。

おじさんのわるい癖(前口上)

おじさんは若い子が好き。

知識も経験も少ないガールに知識をひけらかしたいの。

どやっとして、きゃー!って言われたいの。


音楽としては王道(ビートルズとかクラプトンとか)を歩んで来た若人に、

「こんな音楽もあるんだよ。(こんなの知ってる俺)かっこいいでしょ?」

ってなるアルバム10枚を選びたい気持ち。


バンドブームで発病して、

渋谷系で拗らせて、

クラブミュージックで寝込んだわたくしの、

えらぶ10枚。

まあ、これからえらぶんだけど。

ジャンルのおはなし

先日、出張で名古屋に行きましてね。

名古屋に行ったら寄るじゃないですか、メガミックス

レコード回帰して改めて集めるとなると、

それなりにお高くてもまあ、しかたないかな。という気持ちに。

今回は突然思い立ってのレコ堀だったので買ったのはこのYo'n選。

f:id:krkrshuffle:20170130203254j:plain

BLACK IS BLACKのこの盤はリリースからずーっと探していたので、

20年越しとかそういうレベル!うれしい!

 

で、レジに持っていったときにお店のお兄さんに、

「これだけハードハウスですねー」ってBLACK IS BLACKを指して言われて、

一瞬考えた。

…ぜんぶハードハウスだと思ってた…!

わー。もう全部かっこいい。

確かに細かくジャンルでわけると違うのか…

 

DJをはじめた頃は単純にハウスといえばNYのハウスで、

ハードハウスと言えばUKハウス。

もしくはヨーロッパ(オランダとか)のハウスだった気が。

どうしても心の師匠たちがそっち方面だったし、

ゲイハウスというかそっちノリの多幸感あるハウスが好き。

全部をひっくるめて「ハッピーテクノ」って自分の中でのジャンル。

そうだったそうだった。ハッピーテクノだった!

だからBLACK IS BLACKだけがハードハウスって言われて違和感あったんだな。

 

ただし、TDVが亡くなってからのUKハウスって、

UKハードハウスっていう独自の路線になった気はするので、

BLACK IS BLACKだけがハードハウスって言われて「確かに!」ってのもある。

エモさが薄れてただただ音が多くて大きくなってたんだよなぁ。

そんで聴かなくなってしまった、って一面もあったりして。

ジャンルが誕生して、変化して、進化して、成熟して、ちょっと衰退する。

いろいろの流転があるんだよなー、音楽って。

 

テクノとハウスの違いはモテるかモテないかだと思ってます。

 

なんの話でしたっけね、今回。

なんでCDを買うんだろう?ってはなし

最近はSSWさんのライブに行く、と以前いいましたが、

まあ別にSSWが全体的に好きというわけでもなく、

自分の好みとは明らかに違うジャンルなわけで。

当然のように汎用でなんにも心にも記憶にも残らないライブがわりとほとんどで、

それでもなんでも、ごくたまーに「ファッ!?」ってなる人もいて、

そういう時はCDを買うのです。

でもたまに酔った勢いでCDを買うのです。そしてあまり聴かない…


ループペダルは10年ちかく前に楽器屋さんでデモ演奏をしているところをみて、

あーこんな機材あるんだなー。って。

ヒューマンビートボックスの人が使ってるのをよく見た気がしたんだけど、

そこからすっかり忘れてて、めっちゃ久しぶりに見たです。

もちろん特殊な機材なのでいろんな使い方はあるはずで、

当然のように特殊なのでそんなに使う人いないよな、と。

むしろ初めてみたレベル。

あー、特殊なことをやっている人はすごいなー、って思ってCDを買いました。

「ライブでみなきゃ意味ないんじゃ?」って部分はもちろんあるし、

CDの数倍もライブのがかっこいいと思う。

 

正味な話、歌詞とかがすごい共感出来るとかそういうのはなくって、

人間性もわからないし、ルックスとかは別にみてるわけでもないし
(好みのタイプとか個人差あるわけじゃんか)、

ライブで聴いてなんかしらないけど「ぐわー」っとくるものってあって。

そんな感覚的なことは言葉じゃ言い表せるわけではないけど、

よかったな、と思ったのでよかったです。

東京でそんなにライブをするわけではないそうですし、

来たら絶対にいくぞ!っていうほとでもないので見るのも最後かもじゃん?

 

見た目かわいい。

歌うまい。

声がきれい。

曲がいい。

いい人。

とか全部そろっていても、ライブを聴いてもなーんも残らないのが多くて。

とにかくいいと思うのは感覚的だよね、というおはなし。

無難におしまい。